登録のコツ(基本)


はじめに

 基本的に、ランキングや検索サイトからアクセスしてくる訪問者は一期一会の関係と言えます。
 既にあなたの作品を気に入っている常連さんなら、新作を発表しても読んでくれる可能性が高いですが、ランキングなどから来る訪問者は、その時初めてあなたの作品を目にする事になります。
 読んでみたら、序章だけで主人公が誰かもわからず、盛り上がりも全く無い状態で終わっていたら、(たとえ、その後の更新でその訪問者のツボにはまる展開があったとしても)そこでサヨナラです。
 ですので、既に完結している作品なら何も問題は無いのですが、これから連載していくという場合でしたら、主人公や主要キャラクターが既に登場していて、それなりに盛り上がりのある展開を見せるまでは登録しないのが無難です。

 ある程度、自分の作品を充実させてからでも遅くは無いので焦らずゆっくりいきましょう。

1.登録URLは作品直通

 基本的に、ランキングはサイトのトップページで登録することになっている所が大部分です。
 しかし、ランキングから「面白そうだ」とアクセスしてそのサイトに行ったものの、どこをどう行けば目的の小説にたどり着けるのかわからない、ということも多々ありえます。
 訪問者は、わざわざ遭難するためにあなたのサイトにアクセスしたわけではありません。
 今ではパケット定額制がある程度広まっていますが、そうでない携帯ユーザーもまだまだたくさんいるのです。遭難した挙句、結局目的の小説にたどり着けなかったら、無駄にパケットを消費した事になり、「こんなサイト、二度と来てやるもんか」となってしまいます。
 ですので、当ランキングは作品直通URLとしています。

 また、基本的にトップページから2〜3クリック以内に小説が読めない場合は、それだけで作品を読んでもらえる機会をかなり失ってしまいますので、トップページURLで登録する他ランキングに登録する場合も、自分のサイトの構成をよく考えてからにした方がいいと思います(アクセスカウンターだけ回ればいい、なんて人は、遠慮無く訪問者を遠回りさせた挙句遭難させても構いませんけど)。

作品直通のメリット

 複数の作品を置いてある場合、一番上にあるAという小説が訪問者の好みで無かった場合、そのすぐ下にあるBという小説がその人の好みにあっていたとしても目を通さずに立ち去ってしまう可能性が高いです。
 ですが、作品単位で登録しておくと、読まれる機会が高くなります。そして、1つでも気に入った作品があったら、そのサイトで公開している作品全体をチェックしてもらえる機会にも繋がります。

 そうです、下手な鉄砲、数撃ちゃ当たるです(笑)。

2.登録ジャンル

 あなたの作品がどのジャンルに該当するのかを決めるのはあなた自身です。
 ただし、ランキングを利用して作品を探しているのは読者だという事は忘れてはいけません。
「この作品を好みそうな人は、普段どんなジャンルの小説を好んで読む人だろう」という事を必ず考えましょう。
 また、「ファンタジーとSF、どちらの要素もあるんだけどどっちに登録しよう」等のように迷った場合、

 1:とりあえずどちらかに登録して様子を見て、いまいちならば変更する。
 2:当ランキングではファンタジー、他ランキングではSFに、という風に振り分けてみる。

 等のような方法があります。
 また、あなたのサイトに既におなじみの常連さんがいたとしたら、その人に、自分の作品はどんなジャンルに該当するか聞いてみるのもいいでしょう。

3.紹介文は工夫が必要

「ファンタジー小説です」「恋愛小説です」なんて言語道断です。
 当ランキングで、例えば「恋愛」ジャンルを見ている人は、そこに登録されている小説が恋愛小説だという事はわかりきっているのに「恋愛小説です」なんて紹介文だったらどうでしょう。
「バカにしてるのか」と憤慨して、絶対読んでやるもんかと思う読者も少なからずいます(笑)。
 そんなわけで、ある程度具体的に書いた方がいいですね。

「盗賊と魔法使いのコンビの冒険コメディです」という紹介文はどうでしょう。
 確かに具体的に内容を紹介してはいますが、ちょっとシンプル過ぎますね。
 それならば、思い切って「お調子者の盗賊コーヒーと、過激な女魔法使いカクテルの二人が繰り広げる、ドタバタ冒険コメディ!」くらいは書いてもバチは当たりません。
 読者の立場になって考えてみても、全く同じ小説でも、どっちの紹介文に興味を感じるかは一目瞭然だと思います。
 ここまで具体的に書いてたら、読者が「たしかコーヒーって名前の盗賊が出てくるギャグっぽい内容のファンタジーだったんだけど、タイトルが思い出せないよ〜」と悩んだ時も、当ランキングの検索機能で見つけれる可能性が出てきます。
 ただし、あまりに過剰な宣伝文句だと、JAROに訴えられるのでほどほどに(笑)。

 あと、初めて書いた小説の場合、自信が無いという気持ちはわかりますが「未熟で下手な文章ですけど読んでください」とか、逆に絶対に読者に受けるだろうという自信家であっても「自信作です!」のように、作者主観のコメントは控えた方がいいです。
 前者の場合は「下手な文章なのか。じゃ、読まなくていいや」となり、後者の場合も「なんだ、この高慢ちきな態度は」となり、結局読者に対してマイナスの印象を与える事は多大にありますが、プラスの印象を与えるなんて事はほとんどありません(まず無いと言ってもいい)。
 ですので、読者に対してマイナス印象を与える可能性が少しでもあるようなコメントは完全に省いてしまいましょう。

 余談ですが、何かの投稿で○次審査を通過したとかいう作品だとしたら、はっきりと「雑誌投稿で○次審査通過」と書いてもいいでしょう。プロ志望の人が、どの位のレベルなら投稿審査を通るのかリサーチするために訪問してくる事がありますので。

 結論として言えば、紹介文というものは、制限された文字数で客観的に作品全体を表現しつつ、それを見た人に興味をもたせるための文章なので、魅力ある文章を書く勉強にもなります。

4.作品の状態

 完結済みの作品なら、迷わず紹介文に「完結済」の文字を入れましょう。
 未完のまま消えてしまうことも珍しくないオンライン小説の世界では、完結しているという事はそれだけでも立派な「売り」になります。
(例)
「お調子者の盗賊コーヒーと、過激な女魔法使いカクテルの二人が繰り広げる、ドタバタ冒険コメディ!(完結済)」

 同じように、現在連載中の作品でも、定期的に更新している場合は、それも立派な「売り」なので、記載した方がいいですね(私の場合は、本当に不定期更新なので書けないですが…)。
(例)
「お調子者の盗賊コーヒーと、過激な女魔法使いカクテルの二人が繰り広げる、ドタバタ冒険コメディ、第8章まで展開中!(毎週月曜更新)」


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